相続放棄の前に調査を

家族仲が非常に良好で、片親が亡くなったときに、子供達が良かれと思って、財産を放棄してみたら、全然知らない相手に財産が行ってしまったということがあります。


例えば、父が亡くなって父に関する戸籍を調べてみたところ、隠し子などがいなかった。

そこで子供達は「財産はいずれ自分達の代に来るのだから」と思い、相続放棄をし、母親に全財産を相続させた。

ところが、実は祖母は祖父とは再婚で、前夫との間に男子を出産していた。子供達からしてみれば叔父にあたる。その叔父自身は既に死亡していたが、その叔父には子供達がいた。相続放棄をした子供達からみれば、いとこにあたる。存在も顔も知らなかった親族が出てきてしまった。

この場合、相続はどうなるのか?

子供達は相続放棄をしているので、母と叔父に遺産が分配される。

叔父は亡くなっているので、いとこ達が代襲相続することになる。



一度放棄してしまったものは変更できません。

よくよく調査をすることをお勧めします。

とりあえずやってみよう

・日本語学校の設立や外国人雇用のためのシステム作り ・外国人本人の在留資格(ビザ)、永住権、帰化 ・公正証書遺言書作成・相続の準備 のお手伝いをしている日本語教師でもある大阪市内の行政書士が気ままに発信するHP

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