家族仲が非常に良好で、片親が亡くなったときに、子供達が良かれと思って、財産を放棄してみたら、全然知らない相手に財産が行ってしまったということがあります。
例えば、父が亡くなって父に関する戸籍を調べてみたところ、隠し子などがいなかった。
そこで子供達は「財産はいずれ自分達の代に来るのだから」と思い、相続放棄をし、母親に全財産を相続させた。
ところが、実は祖母は祖父とは再婚で、前夫との間に男子を出産していた。子供達からしてみれば叔父にあたる。その叔父自身は既に死亡していたが、その叔父には子供達がいた。相続放棄をした子供達からみれば、いとこにあたる。存在も顔も知らなかった親族が出てきてしまった。
この場合、相続はどうなるのか?
子供達は相続放棄をしているので、母と叔父に遺産が分配される。
叔父は亡くなっているので、いとこ達が代襲相続することになる。
一度放棄してしまったものは変更できません。
よくよく調査をすることをお勧めします。
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